普通二輪教習、卒業検定
とりあえず雨。卒業検定に限って雨。視界不良やレバー、スロットルの操作なども含めて一気に難易度があがるので教習としてはとてもいい経験なのだが、検定に落ちると再試験の追い金が必要になるので是が非でも合格したいところ。
Google先生によると、雨はスラロームと急制動が要注意との事。
ここでいくつか検定攻略のために使った工夫ポイントを記載する。
卒業検定攻略
コース決定後の時間の使い方
コースが決まれば複数覚える必要がなくなるので検定のコースをひたすら頭の中で復習。それと、ちょっとしたストレッチをしておくと緊張した状態でも多少は体が動いてくれるので手足のストレッチをしておくのがおすすめ。
試験前の準備走行
検定開始前に1周だけウォーミングアップさせてもらえるのだが、検定を受ける順番が最後だったものの、400ccのバイクを乗るが自分だけだったので車体は冷えた状態。
発進時にエンジンをかけてみると、回転数は1600回転くらい。このまま発進してもいいのだが、確実に外周1周程度の走行ではバイクが暖まらないので時間稼ぎとウォーミングアップを少しでも行う事。具体的には、
- 始動後、アクセルをちょっとひねって2000回転くらいを10秒ほどキープ
- 始動後もミラーをなんども触り時間かせぎ
- 発進前や1速に入れる時の後方確認もゆっくりと
- ゆっくりと発進しすぐ2速へ
- 2速のまま安全な直線などでプチスラロームを実施して車体と自分のウォーミングアップをする
- 準備走行が終わってスタート地点に戻ってもギアをNにするのをゆっくり行い少しでも暖気を
ここまで時間稼ぎをすれば、回転数も始動時よりは下がっているはず。暖気完了とまでいかなくても、検定開始直後に冷えて運転しにくい状態はなんとか回避でき、検定コースの最初の課題に到達する頃にはまともになっているはず。
なんといってもスラロームを直線でコソコソやっておくと車体のハンドルや傾き具合も確認できるので、ライダーにとっても心の準備がしやすい。
検定が始まってからは、信号があるところではなるべく信号にひっかかるようにする。理由は、赤信号で停止になると、最低でも15秒位は考える時間があるので、コースの残り課題などを頭の中で整理する時間ができるから。
雨装備品について
卒業検定を受けた日が事前の天気予報で雨だったので雨装備を万全にして望んだ。
自分の時は小雨程度であったが、自分が検定の番になる時に雨脚が強くなったので、急遽かっぱと雨用グローブなどをはめ直して望む事になったので、経験談として
検定時は降水確率30%などであったとしてもかっぱなどを持っていくほうが無難だと思われる。
- かっぱ
- グローブ(ゴム手袋)
- 靴カバー
凡ミスとして、首周りはやはり濡れざるを得なかった。こればかりは貸出のジェットヘルメットを恨むしかない。
フルフェイスも買おうという決意が芽生えた。
結果発表〜免許取得まで
特にミスを指摘される事がなかったが、発表を待つ事5分。校長室に呼ばれ、サクッと合格を言い渡された。
四輪の人よりも二輪の方が終わるの早いので、早めに終わってくれた。受付〜試験完了〜合格までがおよそ、1時間30程度であった。
自動車学校にもよると思うが、卒業証明書を渡してもらえるのが、夕方になるとのことで、6時間位待ちになりそうだったので別の日に書類をもらうようにしたが、免許取得は平日しか行われていなかったため、社会人は卒業検定のため以外にも免許取得のためにも有給休暇を取得する必要がある事を念の為覚えておこう。卒業証明は1年間は有効なので焦らずともいいはず。(バイクもう買っちゃってる人なんかは早く免許取得したいだろうけども...)
普通二輪教習2段階8限目
2段階7限目(17限目)
2段階最終という事で、みきわめを実施。緊張もあって、コースを間違えそうになったがなんとかみきわめ自体はオッケーとの事。
いくつか指摘があった。
- 一時停止後の左折時に膨らみすぎる事がある
- 急制動で後輪ロック気味
これは、一時停止後、再度少し前に動いて左右確認する時に前に動く距離を短くして調整
発進時にハンドルを大きく曲げた状態で発進するのは難しい。走りはじめにすでに車体が傾きながらになるので低速すぎるとすぐ転倒しそうになるからだ。転倒するくらいなら左折膨らみ過ぎとして減点されたほうがマシ。
急制動の後輪ロックはとにかく慣れるしかないので最後は急制動を反復練習。後輪よりも前輪に頼る運転になれるしかない。
最終的には、コース間違いさえしなければ合格できそうな気がするので引き続きコース順番をイメトレするのみ。
※コース間違え自体は減点では無いが、走る距離が増えたり、いつもと違う走り方でコース復帰するのできっと緊張と焦りでミスを誘発する可能性が高いから。
卒業検定攻略へつづく
普通二輪教習2段階7限目
2段階7限目(16限目)
今日はひたすら法規走行の練習を実施。そう、ひたすらに。
一旦急制動を2回位練習して、タイヤがロックしてないのを確認。それからはコースのB, A, Bと合計3周しかできなかった。50分しか無い教習時間のうち恐らく体感的には、
- 5分 解説
- 5分 ウォーミングアップ
- 35分 教習内容を実施
- 5分 先生の指導、解説
という感じだと思われる、つまり、最初に急制動の練習(2回)をしたのが5分程度であれば
残りの30分 >> コース3周 = 10分 / 周
という事になる。コース図を見ながら頭でイメージすると5分くらいで走り終えそうに見えるが、11個の課題があるのでおおよそ1課題につき1分くらいかかるという事になる。特に交差点右左折や一本橋、課題から課題の間にある一時停止などは時間がかかるので、バイクの乗り降りも含めると、1周10分強というペースなのも納得できる。
教習内容
今回の教習内容は、以下の2つ
- 14 交通の状況及び道路環境に応じた運転|道路での運転を想定し、道路や交通の状況をすばやく確実に認知し、安全で快適な運転ができる。|
- 16 高度なバランス走行など|道路状況に応じ、安全な速度と方法で余裕のある運転ができる。|
ぶっちゃけ、「高度なバランス走行など」って教習内でやっているのかやっていないのかよくわからん。ただ他の教習生もコースを走っていると、まぁかちあうシーンが多いので8の字、クランク、S字などでは一旦手前で停止したりする必要がある。これは路上教習が無い二輪教習では大変いい経験なので、あえて混雑する時期に二輪免許を取得しにいくのも選択肢としてはありかもしれない。
ミスの回数
- エンスト1回
- コース間違え1回
- シフトミス5回!!(1 -> N)
やはり1段階の頃の車体よりもあきらかに相性が悪く運転が下手くそになっている。車体自体は年式も新しくなってるはずなのに
特にエンストがヤバイ。気を抜くと発進時にエンストするし、2速に入れる時に度々ニュートラルになってしまうので、かなり焦る。恐らく2段階から載せられるどの車体も比較的新しくて、走行距離も3000km未満、5000km未満とかばかりなので、ニュートラルに入りやすいのか?自分の運転が悪いのか?いずれにせよシフトミスは本当に多いので、次回の最後の教習で完全に運転の癖を直さないといけない。
反省点
- 1 -> 2のシフトチェンジは強めに行い不意のギア抜け("N")を予防すること
- GoogleMap航空写真での上空からのコース図で引き続き頭の中でコースを周回して覚え込む
8限目へつづく
普通二輪教習2段階6限目
2段階6限目(15限目)
今日から検定で使うような車体(いままでより新しい)で教習を受ける事となった。ギアは入りやすいし、ノッキングはしにくい、とイイことずくめのようだったが、なんとなく新しい車種では発進時(特に坂道)によくエンストをしてしまうのが気になるところ。
ずっとコースをA, Bと交互に走っていたのでかなり間違えた。3周位走って3回間違えたのでまだ検定合格できるレベルでは無いのを痛感
- 坂道エンスト1回
- コース間違え2回
とミスは一発不合格のものでは無いが他でも小さいミスをするはずなので特にエンストには注意。
シミュレータを使ってまた交差点内での操作を実施したが、経験したのは以下のようなケース
シミュレータ
- 大きい荷台付きトラックが目の前で左折(自分は直進)
- 大きい荷台付きトラックが目の前で右折(自分は直進)
- 右折時、トラックがパッシングして道を譲ってくれる(自分は右折)
解説
1.は左折の合図しているがトラックは内輪差が大きく曲がる時はキープレフトできないのでバイクが通れる隙間があって、トラックと並んでると左折に巻き込まれて事故る。
2.も似ており、右折中に左側の隙間から抜けて直進しようとすると、右折中のトラックの影から対向車線の右折車が来て、直進の自分と対向車が交差点内で事故る
3.はトラックが譲ってくれたもののトラックの影に隠れて二輪車が直進してきて右折の自分と事故る
というもの。シミュレータなので目視の確認ができない部分が多いが、事前に事故っておくと、シミュレータであっても自分の経験値としては残るのでシミュレータだからと言って疑ってかかるような運転をせずに普段通りの運転をして、画面の中で事故ったらそれを元に車の運転も注意するような意識をもつ方が大事である。シミュレータは検定では無いので画面内で事故をしたからといって追加料金を払ったりしなくてもいいわけであって。
2段階、学科1(危険予測)
2人乗りに関する安全知識と危険予測ディスカッション
2人乗りは免許取得後、1年は禁止、そして高速道路での2人乗りは3年は禁止。2人乗りする予定は無いけど覚えておこう。
今回は四輪の免許持っていれば唯一の学科となる。学校みたいに一方的に聞くだけの授業と違いディスカッション。
ディスカッションで出てきた危険は以下のようなもの。
- 雨、風、雪など天候に弱い
- 道路状況に弱い(砂利、5cm程度の段差、路上のゴミなど)
- 右折直進同士の事故が多い
- 夜間が危険(ライトも四輪より暗く認識されにくい)
- 二輪も死角がある
- 二輪が他の運転手の死角に入り込めてしまう
- 疲労(寒暖、風)
- ブレーキが車と違い難しい(前後ろのブレーキが別なので)
などなど
教習は残り2回なので検定を受けれるように精度を高めるのみ
7限目へつづく
普通二輪教習2段階5限目
2段階5限目(14限目)
今日は急制動と緊急回避を実施。
よく見ると今日の車体はもっとも新しい車体だ。ギアもスパスパはいるし、クラッチレバーやハンドルが今までよりも軽い。
おかげで2回もエンストしてしまった。エンストしたら焦ってしまうので、割といい練習になった。本番までにわざと何回か坂道発進などで雑なクラッチ操作をしてエンストしてみるという事をおすすめする。
緊急回避
旗揚げゲームの感覚で、先生に向かって走っていき、先生が手で合図した瞬間、そちらの方向に走るというもの
[条件]
- 3速固定でコースのストレートの部分を先生に向かって進む
- アクセルはいれず惰性のままの速度(10kmくらいかな)
- 先生が右手をあげるとバイクは左に曲げて先生に衝突するのを回避
- 先生が左手をあげるとバイクは右に曲げて先生に衝突するのを回避
- ただしブレーキは踏まない
- 先生は近づいてくるバイクに対していつ合図を出すかは決まってないので運転者(教習生)は先生をガン見
こんなルールだった。自動車学校毎に旗を使ったり、信号つかったりと多少ルールは違えど概ね全国同じだろう
ここで教えられたのが、バイクを曲げる時は必ず進みたい方向と一旦逆に振る事で曲がる。という事。
車はハンドルを曲げるだけでいいが、バイクはそうはいかない。「車よりバイクの方が小さいし、小回り聞きそうだし、緊急回避はバイクの方が有利なんじゃないの?」
そんな風に思いがちだが、決してそんな事は無い。との事。
曲がるために、反対にフッて、バイク傾けたりハンドル操作したりするので回避はむしろ遅いほう。8の字などでも思っていたより旋回に必要な面積が大きいのも納得ができる。
ハンドルを逆操舵してから曲がりたい方向に曲がるのは楽だが、左折時なんかは美しくない。
スパッと曲がるためにも「ステップを踏み込んで曲がる」という動作を覚えようと決意させられる体験だった。
急制動
5回中3回は後輪ロックまたはロック気味になったので自分がかなり急制動が下手くそだと認識できた。
教えていただいた内容としては
- 後ろブレーキよりも前ブレーキの方が止まる威力があるので前ブレーキを積極的に
- 前ブレーキを積極的に使うには、薬指と小指を使う
- ブレーキレバーの支点から一番遠い小指が最も小さな握力で大きなブレーキ操作を可能とする
- よって、人差し指や中指だけでなく小指まですべての指で正しく前ブレーキを握る事
- ブレーキはガツンと握ると減点対象になりがちなので「すうぅっと」止まるイメージで
前ブレーキは低速時に使うとバランスを崩しやすくフラフラなるので苦手意識が少しだけあったが
まさか急制動でここまで悪影響があるとは。
早めに対策をしないと卒業検定落ちるかも...急制動の車輪ロックは失格。速度不足は10点減点。なのでかなり大きい。
コース走行
その後、コースをA, Bと交互に走ったが、交互に走るとなるとかなり難しい。Bの後半を間違え、Aの後半も間違え、、あげく坂道発進で初のエンスト。 これは、復習不足。目をつぶってコース図見なくてもコースの順番を言えるようにしないと運転しながら間違えないのはちょっとむずかしい。
まとめ
2段階になるとあんまり新しい事を覚える事が少なく、早くコースや合図開始の位置や発進確認場所を覚えないと、簡単に不合格になる恐れがある。
コースは両方とも確実に覚えて運転できる時間が残り3回と少ないので残りは法規走行にとことん時間を割いた方が合格率が間違いなくあがる
6限目へつづく
普通二輪教習2段階4限目
2段階4限目(13限目)
今日は急制動?と思いきや、コース2を実施。引き続き合図と確認を含めた法規走行のブラッシュアップに務める回となった。
車体が少し新しく
今日からキャブ車からEFI車になり車体がほんの少し新しい車体になった。走行距離は5000kmちょっと。心なしか、エンジンガードの傷やチェーンの汚れも少ないように見える。
これが2段階に進んだ選ばれしモノの証だ。
正直、エンジンガードが傷まみれでボロボロのキャブ車の方が思い切って練習と割り切って転倒しまくる事ができるので遠慮せずに済むのにと思いながら練習走行を開始...
ところが...
走り始めてみると、びっくり。
- ウィンカーのスイッチが押しやすい
- 2速にいれやすい
- ハンドルが軽やか(パワステか!?と思うほどの違い)
などなど少しでも新しい車体だと思わぬメリットが多い。
恐れていた雨天コンディション
初の雨。最初はパラつく程度だったが全く話にならない程降り出してしまった。一旦、室内に戻り合羽を来て再スタート。
一度は雨のコンディションを教習中に経験しておきたかったのでむしろ好都合。
と思ったのは最初だけ..泣
開始直後から
- 雨のせいでミラーがみにくい
- ヘルメットの風防が曇る
- 合羽サイズ大きいので体が動かしにくい
- 夏+合羽=激暑い
と、台風前の雨風が、四重苦というカルテットを奏でてしまいあえなくスラロームを失敗。
まとめ
雨天時はちょっとバイク乗るの億劫になった。
高校生時代3年間(免許取得からは実質2年)を原付スクーターで通学していたが、あの時の雨や夏の通学のダルさの記憶が一気に蘇った。免許取得前は「高校時代もできたのだから通勤でもできるはず。多少の雨位我慢できたはず。」と思っていたが甘かった。
5限目へつづく
普通二輪教習2段階3限目
2段階3限目(12限目)
シミュレータ走行
3限目はシミュレータ、早速ホイールのない(シミュレータ仕様)xjrにまたがり発進。交差点での危険察知を実施したが
トラックの脇からくる二輪は予測できたものの
自分がトラックの脇からすり抜けを行う時は残念ながら右折車とクラッシュ。ブレーキ間に合わず。シミュレータは画面という制約上、上体をずらしてちょっと死角部分を覗き込んでも残念ながら見えない。
なぜなら画面だから。エロ本を角度変えてがんばって見ようとしているおっさんの原理。見えないものは見えない。
安全確認がほぼ不可能なので、シミュレータといえど右折車と激突した事実を認めて実走行では安全運転する事を心に誓った。
実走行
残った時間でちょっとだけ実走行。
コース2を初走行。正直あってるかどうかわからないが、指摘がなかったのであってると思う。コース2で一番難しかったのはクランクを左折で進入するのは右折進入よりはるかに難しいという事。8の字やS字みたいに丸みを帯びてない分、入りの時のハンドルの適切な舵角がわかりづらい。
まとめ
- みなさん、左折進入時のクランクはご注意を!
- コースはとにかくGoogle Mapの航空写真で覚えよう!
4限目へつづく