とある凡人の生きた軌跡

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住宅ローン借り換えデビュー戦

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住宅ローン借り換えデビュー戦

もともと住宅ローンはネット銀行でやりたかったものの時間と知識がなかったため当初は別の銀行で融資を受けた。
しかし1年以上経過(滞納なし)したため、いよいよ住宅ローンの借り換えを決意。最初は楽天銀行での借り換えを目指し、わけあって融資ができなくなってしまったので住信SBI銀行に借り換えを行った。
ここにその経過を記す事にする。住宅ローンの借り換えを考えている人へ少しでも手助けになれば幸いと思い、書きます。
10年後、また借り換えするかも...

地方銀行からネット銀行へ

まず、今の借り入れの金利と返済方法について

  • 変動金利 0.875%
  • 元利均等型
  • 返済年数35年(借り換え時は1年6ヶ月経過)
  • 団信、がん保険含む

そして、借り換え先の住信SBIで、以下のように選択

  • 変動金利(通期引下げプラン) 0.428%(2018/08/01現在)
  • 元金均等型
  • 返済年数33年(※)
  • 団信、がん保険含む、さらに就業不能保険も追加

※ 1年単位での契約なので34年と6ヶ月とかができなかった...わずかだが返済期間が縮む(=月あたりの負担が微増)

保証料・団信保険料が0円
8大疾病保障も金利の上乗せなし
金利ももちろんだが、これらの要素も借り換え先の決定に大きく貢献した要素である事は間違いない。長いローン生活になるので保障が手厚い事はありがたい。

住信SBIにした理由

  • 金利である
  • 疾病保障が手厚い
  • 繰上返済が手数料無料で最低金額も低い
  • すでに口座を持っている

というのが大きな理由、楽天銀行はこれに加えて生活口座だったからという理由が追加になるがわけあってできなかった(楽天がダメだった理由は後述)ので住信SBIの一択となった。

抵当権抹消手続きの罠

楽天銀行は書類が多くてややこしかった。SBIは割と書類が少なくて対応も早かった。というのが率直な感想。はじめは生活銀行である楽天銀行で借り換えをしようと思って本審査まで通ったにもかかわらず、抵当権抹消の手続きが完済当日にできないとの事であえなく断念。
「他の案件でも当日抵当権抹消書類を作成した事あるでしょ?なんで今回はできないの?」とこちらも抵抗したが、「抵当権抹消書類は2週間程度時間をいただく」と借換元銀行の都合で断念。

次に住信SBI銀行では、「抵当権抹消は当日実行が基本だが、救済措置も有」となっていたのでそちらで再検討する事にした。おまけに金利もかなり安いのでなんというケガの功名!まさに捨てる神あれば拾う神あり

借り換えの流れ

ここで勉強した借り換えの流れをおさらいすると...

[住宅ローン借り換えの流れ]

  1. 仮審査
  2. 本審査のための書類集め
  3. 本審査
  4. (保険の申し込みなど)(任意)
  5. 最終金額、完済日(借換日)の確認
  6. 司法書士から連絡があり必要書類提出
  7. 完済+抵当権抹消
  8. 借換後の書類の到着を待つ

という流れになる。今回一番勉強になったのは、6.の手順の「完済 + 抵当権抹消」が当日でないといけない。という条件がネット銀行では一般的な模様。
司法書士によっては借換元銀行に伺う出張費なども発生するので可能であれば、自分が銀行へ完済手続きを行って、司法書士のもとへ持っていく(または郵送)する方が微妙なコスト削減になるのでおすすめ。

本審査のための必要書類のかきあつめ

必要書類

楽天銀行では、土地、建物の登記簿も必要であったので法務局に行く手間があった。主に以下のような書類を作成

借換用申請書類 住民票 登記簿 住宅の設計図 印鑑証明書

などなど、住信SBIは登記簿などもいらなかったし割と早めに書類をあつめる事ができた。

本審査が無事完了し、審査通過できると最後に金額を決定する通知書がくるのでその金額で問題なければ後は借り換え元の銀行に完済日を伝えて当日を待つだけ。ここでのコツは、仮審査の時点からあまりギリギリの予定を立てない事。詰めれば2ヶ月位で終わりそうだが、

  • 必要書類を集める時間(市役所、法務局など)
  • 審査が完了する時間(借換先機関次第)

慣れている方であれば、1日でも早く借り換えした方が日割りの細かな計算も変わってくるので少額ながら節約に貢献すると思うが、 これらは、どれくらいの時間がかかるかは状況が読みにくいので完済日は割と余裕をもった方がいいと思う。締切に追われながらだとミスも増える。(個人差はあると思うが心のゆとりは大事だと思う)

本審査

書類が揃ったら返信用封筒でサクッと返信するのみ。

(任意)団信保険の申し込みなど

タイミングは銀行によってバラバラだと思うが、仮審査〜本審査の間のどこかで団信の加入などの手続きを行う。ここはさほど難しい事も無いので割愛。
ただし、住信SBIの場合、全疾病保障をつけようとすると追加で金利があがったりするので商品説明は良く目をとおしておくこと。

最終金額の確認

これで金額と完済日(= 振込日)が確定する。
借入額をもう少し増やしたい。などあればこのタイミングで何らか相談ができるようだった。もし、借換手数料や司法書士の費用を借換費用に含める予定で、思ったより金額がオーバーしている場合などに活用できるのだろう。自分も手数料含めて借り換えの予定だったが、若干オーバーしており多少の手出しがあったが、目をつぶってとにかく手続きを進めるようにした。

他のローンに比べて金利が安いので、なるべく住宅ローンの借り換えで手出ししたく無い場合などは、面倒くさがらずにここできちんと端数の金額も借り入れ額に含めるようにしよう。

司法書士へ必要書類の提出

[必要だったもの]

  • 免許証
  • 住民票(世帯全員,本籍)
  • 実印
  • 印鑑証明書(完済日から3ヶ月以内のやつ)
  • 土地と建物の権利書(登記識別情報など)

この登記識別情報の書類はなんだか封印のシールをしていて、基本的に剥がさない方がいいらしい。こういった借り換えの手続きの時に登録をしなおしたうえでまたシールを貼ってくれるので、剥いだシールは不用品となり、また再度貼り付けようとしても貼り付かないように特殊な加工をしているらしい。
シールはこんな感じのやつ。

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剥いだらもうゴミというので、せっかくなので記念にもらった。特殊なシールらしいのでなんとかメルカリで売れないかしら。
ここで失敗したのは、住民票などが必要な事はすでにわかっていたので事前に取得していたら、3ヶ月以上経過してしまって、また取得しなおしになってしまった。
手続きが長期化するとわかっている人は最初に書類をすべて集めてしまうと、印鑑証明や住民票の賞味期限切れが発生してしまうので注意すること。

完済日の当日は、銀行に朝一でいっても借換元銀行に振り込まれてない事も稀にあるので、9:30位に来店した方が確実と司法書士の方よりアドバイスいただいたので、自分は9:20位に行くことにした。これで後は当日を待つのみ。

完済日当日(抵当権抹消)

早速借換元銀行へ。9:20頃に行き通帳記入をしてみると...振り込まれてない!?あわてて借換先に連絡したら「あと10分くらい待ってみてください、手続き自体は終わってますので」とのこと。09:40位にようやく通帳に記入されたのでされたのでお待ちかねの融資の席へ...
完済の手続き自体はおよそ20分くらいで完了。通帳渡して、日割りの金利と元金と手数料を入れた総合計の返済額を支払って、書類もらって終わり。
その足でそのまま司法書士の事務所へ。当日に手続きする関係か、午前中までに司法書士のとこへ行かないといけないみたい。

まとめ

デメリット

慣れない事をして疲れた。他のデメリットは無し。以上。

メリット

  • 総支払額が100万円以上減額となった。
  • 元利>>元金均等にしても低金利のおかげで月額はむしろ減った。
  • 繰上返済の敷居が低くなった(1円からでも可能、当分はしないけど.. ※2)
  • なにより勉強になった

※2繰上げ返済のスペック

[借り換え前]
最低100万円以上から
手数料は店頭では有料だが、
インターネットバンキング(スマホブラウザも対応)なら無料

[借り換え後]
1円以上から
手数料はインターネットなら無料(スマホアプリも可能)
これで気軽に繰り上げ返済ができる!!
\(^o^)/



[注意事項]

書類集めのタイミング

住民票や印鑑証明書は3ヶ月以内など有効期限があるので手続きが長期化する時は注意

抵当権抹消の当日処理

金融機関によってできない場合があるので、借換先と事前によく相談する事。場合によっては司法書士などに相談すると
当日に抵当権抹消書類一式つくってくれる場合もあるのであきらめないこと。

保険の確認

借換先の金利が安くても団信やがんなどの保障が金利上乗せとなる場合もあるので、金利以外の角度からの視野ももつ事
長いローンになるので保障も含めて自分にベストな内容をよく選択する事。